迷い込んだ幻想(イリュージョン)
大変お久しぶりです。
メメントモリの記事は別PCで着々と書いておりますが、
移行しておらずお待たせしております。
参考にいろいろと書籍を読んで考察していると時間がかかり
その間に自分の解釈も変わったりとだらだら進めております、、、
ということで、
箸休めに別のお話を。
迷い込んだ幻想
少年隊ってご存じですか。
今年の7月初頭、なぜか急に少年隊に惹かれました。
以前から、音楽を遡ってハマる傾向にありましたが、また遡りました。
(嵐→KinKi→V6→少年隊new!という流れです。次はフォーリーブスしかない。。。)
KinKiの踊る仮面舞踏会の動画を視聴。(これは前にも観たことあった。)
そのコメントに気になるコメントが。
本家の仮面舞踏会の間奏のダンスが踊れなかったから間奏はコントにしたんだろう的な。
うろ覚えなのでニュアンスは違うかもしれませんが、
きっかけに過ぎないのであしからず。。。
とにかく本家のダンスがすごすぎてまねできなかったんだろうと。
.....気になるじゃないか。
もはや少年隊は全盛期を知らない私でも知ってるほどに伝説と化している。
レッスン期間を長年積んでいるため、クオリティが高いダンス、歌唱力。
レベルの高いルックス、カメラが追えない程に早い動き、今でも歌い継がれる珠玉の名曲。そして伝説として時々話には聞く錦織一清__そんな漠然とした印象があった。
結局、仮面舞踏会、まいったネ今夜、デカメロン伝説の3曲の動画を観た。
そして気になったこと。
錦織一清って何者!?
錦織一清とは
間奏のクオリティ云々より気になってしまった。(間奏はもちろん華麗で凄かった)
例えが適切かは分からないが、全盛期の彼を観ていると安室透を思い出した。
安室透。「名探偵コナン」シリーズに登場する人物。毛利探偵事務所の階下の喫茶ポアロで働く店員。その裏の顔は黒の組織の一員、コードネーム:バーボン。
しかし本当は警察の公安であり、黒の組織に潜入しているのである。
浅黒い肌に明るい金髪、甘いマスクで女性人気が高く、おまけに器用で料理上手、頭脳も身体能力も優秀。そして負けず嫌い。赤井秀一とは因縁の関係。名言『僕の恋人はこの国さ。』
という人気が出ない理由がないキャラクターだ。
歌番組で曲を披露している1曲、まるっとそれは完璧な作品だった。
錦織さんは当時20~24歳。
長いまつげの影が印象的な、彫刻のような御尊顔。そして変な髪型。
美しいルックスだけでなく瞬きや視線の一つまで計算されているような動き、
爪の先から足の先まで意識の行き届いた繊細で大きくしなやかなダンス、
恐ろしいことにカメラ割りを毎回把握しているようで、
カメラにウインクまで投げてくる。怖い。
完璧すぎて、全て虚像に見えたのだ。
それが安室透のようだと思ったのがしっかりとした第一印象だった。
当時なにを思いながら踊っていたんだろう、と気になったのが少年隊を好きになったきっかけだった。
全盛期アイドルにもさまざまなパターンがある。
記憶がないほど忙しくて、毎日必死でこなしていた。
本当はやりたくなかった、やる気がなかった。
本人の意向に反して出演している場合はやる気が無さそうなのがちょっぴり伝わってきたりする。(ふつうっぽくてそこが良いという場合もある。)
彼の場合はどうなんだろう、と思っていたところ、
後のインタビューでアイドルとしての錦織一清を演出していた、という内容を見て
なぜか少し納得した。
沼の底へ...
そんないきさつで少年隊の沼にはまった私であるが、
好きなもの、応援したいものは興味が尽きるまで探求し、惜しみなくお金を落としたい性分。
しかし、少年隊はほとんどの作品が廃版で手に入らず、VHSもレコードも家では鑑賞できない。動画サイトで観るしか手段がないものも多くある。
そしてどうしても欲しくなった35thベスト。
これはメンバー2人が所属事務所を退所する際に発売されたもの。
これの限定版にしかない、過去コンサートのDVDと、
歴代PLAYZONEのDVDがどうしても欲しくなった。
受注生産だったため、当然であるがもう再販はない。
某ショッピングサイトで探したところとんでもない価格で販売(転売?)されている。
それでもどうしても欲しくなった自分。
どうやら海賊版(中身が全く違うらしい)も出回っているようなので、慎重に探した。
そもそも出品数が圧倒的に少ない。買った方が大切にして手放す人がいないのだろう。
その中で、価格はちょっと高いが、どうせ買うならこの人から譲ってもらいたい
という人が見つかり、購入した。
その人の手放す理由がなんとなく理解できたからである。
想い出として大切に保管していたが、鑑賞する機会がないため手放すとのこと。わかる。
私も買っただけで満足してパッケージを開けるのももったいなくてそのままになっている者が山ほどある。
自分だって同じ立場なら、市場相場と同等位の金額をつけて販売するかもしれない。だって転売ヤーに定価で購入されたらなんか嫌だから。
そう思い、購入する際に、出品者の方に譲って頂くお礼を伝えたところ、
そう言って頂ける方に商品が渡ってうれしい(ニュアンス)と返信が来た。
最後の会報、記念品までついてきて、高かったけど全く後悔はしていない。
そしてこれは箱入り娘のように、家宝のように大切に保管しようと決めた。
少年隊が所属している事務所の現況を鑑みると、
少年隊の当時の作品の再販の可能性は、ぐっと厳しくなった。
いろいろ思うところはあったが、本人達から応援をやめろとでも言われない限り、
ファンはやめない。ファンがいる限りアイドルや作品は消えることはない。
誰が酷評しようと、自分自身が良いと感じた感性に従うのみである。
良い作品に代わりはないのだから。
長くファンをしていると、どうして好きになったのか、この作品最初聴いたときどう思ったんだっけ、と思うことが時々ある。
ということで少年隊に関しては本当に活動している当時を知らず、
かなり知識が浅いが、このファンに成り立ての頃の感想を書き留めておきたいと思う。