Love my bouncer

楓零軒さんの小説「メメントモリ」についての考察・感想を書きます。

読んだきっかけ

読んだきっかけについて

 

 

お久しぶりです。

人生の何気ない境目に立つと思い出すこの作品。

 

前回の記事でも少し触れましたが。

自己紹介も含めてメメントモリとの出逢いについて少し書きます。

 

進学校に進学した自分は、そこそこの容姿、そこそこの学力で退屈な授業をケータイ小説を読んでやり過ごしていた。

 

高校1~2年頃。

読了順だと 本日は晴天なり→短編集の 無限の雪→メメントモリSTL・続編…)という順である。

 

 

メメント・モリ

 

 

すごい世界だと思うと同時に憧れた。

特に高校生だった自分は、GPのミヤビの雰囲気に憧れ、遊びに行くときは、都がクラブに行くときに着せられた「あの服」をイメージした服を着た記憶がある。

(綺麗系でツルツルしたモノトーンコーディネートでヒールも履いちゃったりしていた。)

 

エージもケーゴもツバキも大好きだった

高校生の頃のツバキのクソガキ感、エージの笑った顔・ケーゴの傍若無人さ…

 

自分は圧倒的に蚊帳の外の人間だからこそ、中心のあの人達に憧れた。

 

そして大学3年生へ謎に憧れを持った(立地的にも慶応大経済にいそうだと思ってる)。

彼はどんなキャンパスライフを送っていたのだろうか。

この狭い世界の中心で回りを操る人物は、広いキャンパスで何を思うのか。

 

彼らの年齢を超えた今でも、

節目ごとに読み返しては思いを馳せる。

何回読んでもあのハヤシライスはおいしそうだと思うし、あの店主の場面は鳥肌。